ポエム03:「いのち」
みなさんこんばんは!
毎週日曜日は、勝手に「ポエム・デー」と称して、私の書いた詩を配信しています!
ところで、一昨日11/27は、私の誕生日でして、多くの方々からお祝いのメッセージを頂き、たいへん有り難く思っています。
そこで、今回は「私自身」に関する詩を配信しようと思います。
では、いきます!↓
ポエム03:≪いのち≫
ひとつの命が産み落とされた。
お母(かあ)を涙せ生まれ出てきた。
オギャアオギャアと夜泣きをしては、
お父(とう)とお母(かあ)を困らせた。
冬にはよく風邪をひき、
家族をたいそう心配させた。
その命は長じては、
わんぱく小僧に成り果てて、
受けた恩を忘れては、
わがまま放題生きていた。
しかしそのまま終わらぬ天の理(ことわり)。
人は彼から遠ざかり、
彼は孤独の虚しさを知る。
しかしなおさらわがままになり、
これ見よがしに悪さした。
怖いものなど何もないと、
強がってはいたものの、
ただただ未来におびえてた。
しかしそのまま終わらぬ天の慈(いつくし)。
彼を支え続けたお父(とう)とお母(かあ)。
お母(かあ)は言った。
「もうええやろう?
帰っておいで?
あんたの好物そろえて待っとるけん。
冷めんうちに帰っておいで?」
彼は大泣きしたという。
誰かのために生きると決めた。
少しずつ優しくなった声。
でこぼこなままでも今をつないで、
きっといつかは花を咲かそう。
まだまだ問題は山積みで、
過去の償いも済んじゃいない。
それでも世界は廻ってて、
光と闇を繰り返して、
全ては明日へ向かってる。
今日の蕾(つぼみ)も明日は啓(ひら)く。
きっと明日は花咲かす。
きっと明日は花咲かす。